〈〈男同士は本来互いに無関心なものだが、女は生まれつき敵同士である〉〉(ショーペンハウエル) 世に数多くの好感度調査はあるが、この真理を突いたアンケートはなかなかお目にかかれない。そこで二〇〇四年、週刊文春誌上でスタートしたランキング企画「女が嫌いな女」。 これは一種のタブーでもある。消費の牽引役で流行の担い手である女性たちに「嫌われている」と明らかになる事は、その人のメディアにおける存在価値を失わせることにも繋がりかねないからだ。 回を重ねること5回。寄せられた五〇〇〇人の意見は、批評を生業とするコメンテーターとはひと味もふた味も違い、なんの遠慮もなく、しがらみもなく、自由で生き生きとした描写に溢れていた。 女が選ぶ嫌いな女 (2010) 1位 谷亮子 2位 沢尻エリカ 3位 和田アキ子 4位 久本雅美 5位 蓮舫 6位 倖田來未 7位 細木数子 8位 磯野貴理 9位 道重さゆみ 10位 藤原紀香
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